吉富町の特長ってな~に?

1.吉富町の立地 

 吉富町は、九州一面積の小さな町(5.73k㎡)であり、福岡県と大分県との県境に位置し、大分県第3の都市中津市と一級河川である山国川を隔て隣接しています。また、交通アクセスも近年の東九州自動車道の開通により、車で1時間以内の範囲に北は北九州市、南は大分市に行けるようになり恵まれた立地であるといえます。

 地勢は広大な中津平野に属し、その間を流れる一級河川山国川の河口には、波静かな周防灘が広がります。

 また、その山国川河口付近には、吉富町の基幹産業である田辺三菱製薬工場株式会社が広大な土地を有し存在しています。

2.人口の動き

 吉富町の総人口は、昭和60年の7,549人(国勢調査)をピークに減少傾向にあり、平成27年1月時点で6,969人(町住民課集計)です。しかし、吉富町の面積が5.73k㎡ということもあり高い人口密度を維持していると言えます。(1,216人/k㎡)

 一方、世帯数については、昭和60年の2,306世帯(国勢調査)から平成27年1月には2,907世帯と約600世帯増加しています。このことで見て伺えることは、町内の核家族化が進んでいるということです。

 核家族化が進む理由としては、吉富町の産業構造の変化です。昭和60年における第一次産業の従事者は、全体の15.9%で農業に関しては耕地面積が小さい事もあり、そのほとんどが漁師として業を営んでいました。よって海側の人口構成が非常に高く住宅も密集していたのです。当時は、地先に広がる山国川河口域の干潟域において、ノリ養殖やアサリ漁業が盛んな地域でしたが、ノリ単価の低迷やアサリ資源の減少に伴って大きく衰退し、漁船漁業の中心的存在であった小型底引き網も減少するなど、漁業勢力が急速に衰えてきています。このような漁業の現状に加え、道幅が狭く土地も狭い海側に住む若い世代は、居住地を別世帯で内陸部に求めるといったことも要因として挙げられます。

 また、近年、ダイハツ九州㈱(中津市)、日産自動車九州㈱(京都郡苅田町)等の自動車メーカーの進出により、周辺地域に自動車関連会社が増加しました。これに伴い吉富町でも、そこの就労者をターゲットとしたアパートが多く建設され、現在、多くの自動車関連従事者が吉富町で暮らしています。以上のことから世帯が増加傾向にあると考えられるのです。

3.地域の就業人口の現状

  吉富町の就業人口は微減傾向に留まり、平成17年で3,238人となっています。産業大分類別にみると、第一次産業が143人(4.4%)、第二次産業が1,211人(37.4%)、第三次産業が1,884人(58.2%)となっています。

 昭和60年以降、第二次産業は増減を繰り返していますが、一貫して第一次産業は減少、第三次産業は増加傾向にあるといえます。

 第一次産業の減少理由として、「2.人口の動き」でも述べさせていただいたように、当地域における就業環境の充実と、「1.吉富町の立地」で述べた吉富町の面積の小ささに起因していると考えられます。

 吉富町の福岡県が指定している地域資源は、「あかもく」「いか」「豊前海一粒かき」「豊前本ガニ」ですが、これらの地域資源は、全て隣接する豊前市も同様に指定されています。 

 豊前市は吉富町と比べ、第一次産業における就業人口も多く、かつ作付け面積(領海)も広大です。よって、吉富町の地域資源を活用した新たな事業展開が、豊前市の後手に回っているといわざるを得ない状況です。

 結果、吉富町の第一次産業後継者の多くが、自動車関連企業及び製薬関連企業を中心とした、第二次産業及び第三次産業に流出しており、現在の第一次産業に従事する者のほとんどが、65歳以上の高齢者であるといえます。

吉富町応援団長「かみんくん」

 

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